シンガポールで働いてみたいけど、実際の所給料面はどうなのだろうか?
実際に日本人女性がシンガポール現地で働くってどういうイメージなんだろうか?
シンガポールに興味はあるけど、イマイチ一歩踏み出せない方のために、今回はシンガポールに30代から転職した女性に取材インタビューさせていただきましたよ!
シンガポールの生活面、給料からの貯金事情、キャリアまで現役シンガポール女子に現地の秘密を聞いちゃいます!
シンガポールへ転職したい方は必見です。
プロフィール
名前:Natsumi
職歴:2008年に日本の4年生大学を卒業後、一部上場企業の大阪支店(地元でもある)で法人営業職を5年間経験。その後、海外で働きたいという長年の夢があきらめきれず、2013年にマレーシアへ。クアラルンプールの日系オフィス家具メーカーで営業職を5年間経験後、マレーシアでの経験を買ってくださったシンガポールの会社(日系)に2018年3月にジョインして、今にいたります。
現在:シンガポールの日系設計事務所の営業担当として、シンガポール国内の日系企業様向けをメインに日々営業活動をしています。
シンガポールへ転職したきっかけを教えてください
クアラルンプールで5年間働いたあと、環境に慣れてしまったこともあり、もう少し仕事の幅を広げたいと漠然と思っていたところに現在勤めている企業にお声掛けをいただきました。
これまでの経験を活かしながら、かつ新しい国で先進国のビジネスに携わりながらスキルアップができるということで転職を決断しました。
実際に働いてみて、同業種ですが国が変わればクライアントが求めるサービスのクオリティが異なり、新たに学べることばかりの環境で仕事ができています。
なるほどー!
マレーシアはまだ発展途上国ですし、シンガポールは先進国ですものね。同じ業種の仕事であっても、クライアントにニーズが変われば学ぶことも変わり経験値が上がりますね!
同業種で国を変えて仕事してみるってありですね!参考になりました。
ネット情報ではわからないシンガポールに住んでみたからわかる良い面・悪い面を教えてください
シンガポールに来る前、「小さい島国だから国内で何もすることがない、物価が高い、土日はどこも人でいっぱい、どこにいっても日本人だらけ」とネガティブな印象ばかりもっていましたが(旅行などで何度か来ていたものの)、実際に住み始めて自分で体感してみてからよい面もたくさんあることに気づきました。
- 国内ですることがない→逆に隣接の国に土日2日でアクセスできる
- 物価が高い→ハウスシェアをすることでシェアメイトとの絆が生まれて楽しい
- 土日はどこも人でいっぱい→その中でも自分のお気に入りの場所をいくつか見つければ、気にならなくなる。
- どこにいっても日本人だらけ→逆に気の合うコミュニティにだけコミットすることができる
などといった感じです。
素晴らしい!
どんな場面でも必ず良い面と悪い面が同時に存在する、例えると陰と陽な感じで、シンガポールのどっち側の面に意識をしていたかというだけな気がしました。
国内ですることがないというのは聞いたことがありますが、つまりそれは言い換えると近隣の国に行きやすいということですし、どこにいっても日本人だらけというネガティブイメージも、好きなコミュニティーを自分で選べるということですものね。
素晴らしいご回答ありがとうございます。
シンガポールは英語が話せなくても働けると聞いたことがあります。本当ですか?
シンガポールとひとくくりにできないのが実情だと思います。
巨大な日本人コミュニティがありますので英語が話せなくてもできる仕事はたくさんありますが、私の場合は仕事では7割が英語、プライベートはほぼ100%英語を使用しています。
(自宅はシンガポール人、タイ人とのハウスシェアですし、友人もシンガポールの方が多いため。)英語が堪能に話せれば話せるほど、ビジネスの幅も人間関係も広がることも確かです。
自身のスキルにあわせていくらでもキャリアアップの可能性が広げられるのがシンガポールの良いところだと感じています。
なるほど。
やはり、自分の勤務先に依存しますね。
以前シンガポールで取材した女性はほぼ英語を使わなくて良い環境の会社でしたが、Natsumiさんの場合は海外経験も長いですしキャリア採用ということもあり、ビジネスで英語を使用する場面が多いのですね。
実際シンガポールの治安や現地の給料はどのような感じですか?30代女性でも働けるものなのでしょうか?
額面でいうと日本で正社員として働くのとほぼ変わらない条件で働けています。
プラス私の場合はマレーシアでの経験(同業界での経験、職種、語学力)が即戦力になるということもあり、満足のいく条件での採用となりました。
ですが、シンガポールの家賃水準や外食費(日本食レストランやカフェなど)は日本と比べて1.5倍~2倍高く、シェアハウスやローカルの食事に抵抗があると貯金は難しい印象です。
わたしの場合はシェアハウス、食事は自炊メインなので貯金も問題なくできています。
参考になりました。
日本の給料と変わらないのであれば、日本に帰国したり近隣の国へ旅行する時も良いですよね。
シンガポールは東京より物価が高くなり、一人暮らしは難しいと聞きましたが本当なのですね。日本の給料で日本では一人暮らしが可能にも関わらずシンガポールではそれが難しいのであれば、物価の高さがイメージできます。
貯金可能なのはありがたいですね。
シンガポールで働くメリットがあれば教えてください。30代女性の求人は結構あるものなのでしょうか?
業界でのビジネスのクオリティが高いため、ある程度の職歴のバックグラウンドが要求される場合が多く、30歳~35歳くらいの求人が大半で、業界経験者であればその分条件も良いような印象です。
上述のようにスキルの幅に合わせて働き方を調整できるのがシンガポールで働く魅力だと思います。
ただし、ここ数年はシンガポール人の雇用を推奨するべく外国人のビザの承認が厳しくなっているとも聞きます。
少しでも興味があれば、早めに求人リサーチなどの活動をすすめられることをおすすめします。
キャリア採用なのですね。
マレーシアは結構未経験の若い女性でも求人案件が多いですが、シンガポールはキャリア重視なのですね。
今迷ってる方は早めの決断の方が良いかもしれませんね。
これからシンガポール転職を目指す女性にアドバイスをお願いします!
小さな国ですが、実力や努力に応じて誰にでもチャンスを平等に与えてくれる国だと思います。
また人の出入りも多く、失敗に寛容な文化です。
気負わず、チャレンジしてみてください!
シンガポールまとめ
Natsumiさん、今回はシンガポール生活事情を教えてくださりありがとうございました!
マレーシアで5年間の勤務も素晴らしいですが、30代からシンガポールで働こうという決断がカッコイイです。同業種でも国が違うだけで、またキャリアアップが可能なのが勉強になりました。
シンガポールは日本と同じ給料形態であれば、給料を下げたくない方でも大丈夫ですね。(ただシェアハウスになってOKという方であれば。)
シンガポールは日本より治安が良いと言われていますので、海外一人暮らしが心配な方でも挑戦しやすい国だといえます。
今キャリアチェンジしたい、海外に行きたい!そう思ったタイミングがあなたのタイミング!
今日も皆様のお仕事、転職活動を応援しています。