海外転職インタビューシリーズ、今回はマレーシアで子育てと仕事を両立している女性に30代からの仕事のアドバイスを頂きました!
女性の30代は沢山のライフイベントが・・・
出会い、結婚、出産、子育て、仕事、夫婦生活、今までの10代・20代とは違う濃い~10年を迎える女性達。
母になることで、今までの考え方も変わり会社員を卒業してフリーランスや起業を考えることも。そして子供の教育のため海外で英語教育をするにはどうしたら良いのか。
悩みはつきませんね!
こんなお悩みありませんか?
- 海外でフリーランスで働きたいけど、勇気がない
- 30代になって仕事の選択肢が少なくなってきた気がする
- 海外での子育てに興味がある、でも知り合いがいない
- 英語が苦手、でも勉強したい、でももう歳だし・・・こんな愚痴言ってる人
29歳で安定職を捨て、海外で働き、出産・育児を体験し、そして会社員を辞めフリーランスとして生計を立てるという激動の10年を体験した女性に30代女性の仕事について沢山聞いてみましたよ!
プロフィール
名前:ポルカウスキー陽子(旧姓江頭陽子)
フリーランスのライフコーチ、日英イベント司会、通訳
出身県:神奈川県横浜市生まれ、思春期より山口県防府市育ち
現在地:マレーシア 2014年にフリーランスになる前、在マレーシアの某日系広告代理店にて社長と副社長の秘書として勤務、企画営業部に異動、そしてアカウントマネジャーとして、日系消費財ブランドのブランディングやPRの仕事に携わる。合計日本では10年、アメリカ3年(アルバイト、派遣含む)、マレーシア3年の会社勤務を経て独立し現在フリーランス4年目。6歳のインターナショナルスクールに通う男の子の母。「好きなことをやる」をモットーに、自分が楽しめるお仕事を、クリエイト中!
マレーシア企業で働いたきっかけは何ですか?
働いたきっかけは、マレーシアに夫の仕事の都合で移住が決まった際、当時住んでいたアメリカでの経験(日系自動車製造業のマネジメントアシスタント・移民法弁護士のバイリンガルアシスタントで日系のお客様担当として勤務しながらカレッジに通っていました)を生かした仕事をしたい、とマレーシアにあるリクルート会社数社に履歴書を送りました。
その中の1社から、頂いた面接のオファーがこの日系広告代理店でした。
なるほど。
意識してマレーシアを選んだのではなく、人生の自然の流れでマレーシア行きが決まったのですね。
30代の転職が難しいと世の中で言われがちですが、どう思われますか?
わたしは29歳で安定した正社員の仕事を辞めて、結婚と同時に渡米しました。3年間をアメリカで過ごし、32歳の時にマレーシアに移住したわけですが、その後、多くの女性が直面するライフイベントを30代で経験しました。
例えば妊娠、出産、産後のトラブル、育児、、、数えればキリがありませんが、それに応じてキャリアと自分の内面と向き合う作業を繰り返して来ました。
ただ、そのせいで仕事が出来ないと思ったことは一度もなく、なんらかの仕事に携わって来ました。私は、仕事は世の中に溢れている、と思います。「自分がどう生きたいのか」を、不要なものを全て削ぎ落として考えてみれば、必ずそのタイミングで出来る仕事に出会える、と思っています。
実際に「仕事をしたいけど出来ない」ということは今まで一度もなく、フリーランスになってからは、自分で出来る仕事を作って来た、と言ってもいいかもしれません。難しいと思うと難しいです。
やりたいことを明確にして、とりあえず目の前のチャンスに飛び込んでみたらいいのではないでしょうか?
なるほど。
29歳で安定した正社員を辞めてからの結婚、渡米、妊娠・出産、マレーシアへ移住、現地勤務からのフリーランスと、30代はドラマのように沢山のライフイベントを経験されたのですね。
30代前後は沢山の女性がこのような経験をされると思います。
陽子さんの場合、何かのせいにせず常に「自分はどう生きたいのか」と自分としっかり向き合ったことで、住む場所が変わっても毎回仕事を含む様々なチャンスに恵まれてきているように感じます。
今、仕事がないない!と思っている女性にとって参考になるポイントです。
マレーシア現地で働いた後フリーになった話をお聞かせください。
上で回答したことと重複するかもしれませんが、30代で女性が経験するライフイベントは、決して一筋縄では行かず、頭を悩ませることが多かったです。
会社員として決まった時間を拘束される働き方に限界を感じたわたしは、独立してフリーランスという働き方を選びました。
最初から上手く行ったわけではなく、フリーランスという自由な響きに反してお仕事の依頼は断ることなくどんなお仕事もさせていただく、といった時期をしばらく過ごし、年齢的に手のかかる当時3歳だった息子の育児との両立でかなり疲弊し辛い時期も過ごしました。
わたしがその時期に学んだことは、「自分のブレない軸をしっかりと持ち、仕事と自分の周囲の人間関係を選択する」ということでした。
一見、身勝手に思えてもまず自分と家族を優先し、そのライフスタイルに合うお仕事しかしない、と決めてしまえば、せっかく来たお仕事を断るという罪悪感からも自由になれました。
ただこれには、「フリーランスの立場で仕事を選んだりしたらもうお仕事が来ないかもしれない。」という恐れを手放す、という別のメンタルのエネルギーを要する作業も必要になり、本当の意味で自分に合ったお仕事を選べるようになるまでには、数年を要しました。
勉強になりますね。
子供ができたことで、会社員を辞めてフリーランスになる女性も多いです。
その中で、育児と仕事の両立の壁が待っています。陽子さんの場合は「自分のブレない軸を持つそして選択する」ことを学ばれたのですね。
確かに、フリーランスになると会社員と違い安定した仕事は入ってきません。仕事がある月もあればない月もあります。断ることで、「もう仕事が来ないかもしれない」そんな恐れが出てくるのも自然なこと。
育児・仕事、何においても「自分の感情と向き合う」ことで乗り越えていけるのだなということがわかりました。
そんな陽子さんが立ち上げた海外で活躍するママ達の共同ブログがあるらしいのですが、どういうものですか?
海外暮らしをキーワードに、このブログ上にみんながそれぞれの物語を綴っていく参加型コミュニティです。海外生活を体験してみようオンライン座談会、不定期で開催中。
共同で運営するブログThe Stories of Usは、当時5歳だった息子を日本の幼稚園に短期入園させた時に出会ったママたちが、とても熱心に子供への英語教育や将来の母子海外移住や留学の可能性について考えているのに、知識の量のギャップを感じ、海外在住の母親である私が何かできることはないか、と考えたのがきっかけとなり、自分のブログ上で座談会を開催し、そこに集まった海外各地のママたちが経験を書いて発信したいというニーズがあったので、それに応える形で共同ブログを始めることになりました。
運営は長年アメブロユーザーだった私がやり、他8名のメンバーに記事を寄稿していただく形を取っています。参加者はみな多忙なママたちなので、継続的に記事を書くというハードルは意外に高く、理想を形にする難しさを感じているようです。
昨年9月の発足から約半年間続けて来れたのは、熱意のあるインフルエンサー的な役割を果たしてくれている数名のメンバーのおかげだと思っています。LINEグループで意見交換は日々やっています。
この共同ブログから卒業しパワーブロガーに成長してくれる人が出てくればいいな、という想いもあります。
実際にメンバーの中の一人、美帆さんが共同ブログ参加後に、海外で発達障害を持つ子供の育児について発信する個人ブログを開設し今年3月にアメーバトピックスに選ばれ1万PVを超えた、という嬉しニュースもありました。
今後このブログを続けていけるかは、一人一人のやる気次第。
正直に言うと、集まったメンバーの熱意が続く限りわたしも付き合うけれど、なぁなぁになるならいつ辞めてもいいと、発起人のわたしは常に感じています(笑)結局帰るところは自分。みんながやるから自分も、ではなく、自分だけの夢やどうしても形にしたいものを持ち、自らの手で人生を創って行く人を応援したい、と常に感じています。
凄い面白い企画ですね!!
英語教育に熱心な女性も多いですし、実際にこうやってインタビューしている私も子供の英語教育を考えています。
そういう海外のリアルな声を聞いたりシェアできる場はとても貴重だと思います。
The Stories of Usに参加したい又は座談会へ参加したい場合はどうすれば宜しいでしょうか?
The Stories of Usの座談会メンバー募集は随時ブログ上で告知しております。ご興味ある方はThe Stories of Usのブログを見ていただければと思います。
まとめ
陽子さん、この度はインタビューのご協力ありがとうございました!
実は陽子さん、もともと英語が話せたわけではなく今の旦那様と出会い本格的に勉強されたようなのです。20代後半から独学で始めた英会話が、なんと30代で日英イベント司会や通訳として仕事が入るまでに!
英語、今から勉強してもな・・・諦めていませんか?人生何が起きるかわからないですね。陽子さんをインタビューしていると、人間の可能性の凄さに驚きです。
英語は学生時代勉強していなかったし・・・そんなの関係ありません。今もし30歳であれば(90歳まで生きると仮定すると)あと60年も英語を使える機会があるってことですからね。
フリーランスとしての葛藤、海外で子供を育てる方を応援するコミュニー作り、どんどん新しい事に挑戦している姿に勇気を頂けます。
30代からの女性の生き方で悩んでいる方に是非読んで欲しい記事でした。
本日も皆様の転職活動を応援しております。
インタビュー協力者
ポルカウスキー陽子さん
問い合わせ先:yoko.egashira.polkowski@gmail.com