外資系企業へ転職したくてもハードルが高く感じたり、ネットで事前調査することにより「本当にやっていけるのかな?」と不安になることもあります。
日系企業・外資系企業とボーダーを決めずに、どちらも良い面と悪い面がありますから固定概念を持たずにニュートラルな目線で判断していただければと思います。
本日は元外資系社員が語る未経験でも外資系事務職に向いている方の特徴を書きます。
今、外資系転職で迷ってる方は是非読んでみてくださいね。
外資系事務職の英語力について
まず外資系企業へ転職するということは英語が必須です。とはいえ、英語力は4つのスキルから成り立っています。
- 話す力
- 聞く力
- 読む力
- 書く力
外資系事務職というと読む力が一番必要になります。TOEICは最低600点から必要です。
話す力の会話力、聞く力はどこの部署に配属されるかたにより必要かそうではないかが決まりますので、必ずしも英語を話せるスキルが必要かといえばそうではないのです。
読む力が一番必要な理由としては、外資系企業の特徴としては社内資料が英語で作成されている事が多いからです。
社内マニュアル、システムマニュアル、ほぼ英語です。理由としては、本国とマニュアルを共有している場合が多いからです。
会話力が心配という方もいらっしゃいますが、事務職は会話力よりもまず読む力をちゃんとつけておけば入社してからでも英語力はどんどん伸びていきます。
今、外資系企業向いているかな?と不安を感じている人は英語を自発的に勉強できるかどうかで考えてみましょう。自分で会社の英語資料を読んでいけるか、先輩に聞かなくても自ら勉強していけるのか、ここがとても大事なポイントになってきます。
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初めて外資系に転職する時気になるのが英語の勉強。入社する前にする勉強と入社後に勉強した方が良い内容を書きましたので是非参考にしてみてくださいね!
現在英語力が高い方TOEIC800点以上ある方は未経験でも事務職はできる可能性は高いですね。
外資系企業事務職の特徴とは
どの企業も事務職の基本は一緒かと思います。
事務にもいくつか種類があり、社内のサポートをするのか、お客様と直接関わるのか。それでも基本的にはこのような作業がありますね↓
- 電話対応
- メール対応
- お客様対応
- パソコンの基礎はできる
- 社内スタッフのサポート
- エクセル・ワードの基本操作
- データ収集・調査・分析…など
外資系とはいえ基本的な仕事は日系企業と変わりません。
ただ日系企業と違う特徴がいくつかあります。
求められるのは対応スピードの速さ
日系企業にいた時とは違い外資系企業にいた時に感じたのは社員ひとりひとりの仕事処理能力が凄く高いということです。
外資系企業というと定年までいられるシステムはありませんし、およそ3年ほどで転職する方が多いです。結果が全てで、できないとクビになるケースが高いです。
よく実力社会といいますが、本当にその通りだと思います。
しかし、外資系事務職には営業数字に追われるなどはないのでクビになるケースは少ないですが、ちんたら仕事していると切られる可能性が大いにあります。
○○探しておいてね!とお願いされれば1時間以内に対応してすぐメールで提出したり、他部署からのお願いが緊急的にあったとしても同時並行して現在のタスクをできる方が向いています。
一度外資系の事務を経験しスピードの速さを体験すれば、他の外資系企業でもやっていけます。
「私は事務職だから大丈夫」と安心しているより「常に向上心があり事務職であろうとスキルをつけていこうとする姿勢」がある方は外資系企業に向いています。
外資系企業の特徴:基本的に教育係はいない
外資系企業に入ると、基本的なトレーニングはあっても何か月も先輩が後輩に教育するというシステムはありません。
いきなり現場に入って「はい、やってね」というスタイルが多いのが特徴です。
よく外資系企業に入るのが怖いという方がいらっしゃいます。その理由は↓
引き継ぎ資料などがない、引き継ぎの人がいない。
これ、ウソではありません・・・
そういう会社は多いです。
なぜなら外資系企業には「明日から来なくてもいい」というクビ宣告もありえるので、何も引き継ぎなしに終わることが多々あるからです。
そのため、外資系企業の事務職に向いているのは「自分から情報を探しに行く、自分から周りの人に聞ける、自分から関連部署に電話できる、相談できる」というセルフスターター系の方です。
過去の経験
事務未経験で外資系企業に入った当初の話です。入社してまず会社から言われたのは、社内マニュアル全部目を通してわからない事があったら聞いてね!の一言でした(笑)
誰も監視はしないし、注意もしない、時間になったら「帰っていいよー」でした。
これが逆に怖ったです。。
入ってから前任の引き継ぎもなく、メール設定も最初は会社がしてくれたけど途中からエラーになると、「自分でITに確認しといて」の一言。
これは、全部自分で解決していくんだなと覚悟を決めました(笑)
外資系事務職に向いている人は、ただOL生活楽しみたいー!という人より、いきなりわからない環境に飛び込んでも自分で解決していこうとする方が向いています。
外資系事務職に向いている人まとめ
外資系事務職に向いている方の特徴としては
- 英語の勉強を進んでできる人
- スピード感を持って仕事ができる人
- セルフスターター系で自分から問題を解決しようとする姿勢がある人
- 一般的なパソコン能力がある人(ワード・エクセルなど)
究極論を言うと、ただ給料もらって楽したい、おんぶにだっこスタイルの仕事を好む方は絶対に向きません。
逆を言うと、未経験でも諦めず自分からどんどん仕事を吸収していこう!と思ってる方は会社から大事にされますので外資系に向いています。
外資系企業の事務職は年齢よりもやはり仕事力です。
事務職でもやはりできる方はどんどん採用されてきた思い出が沢山ありますので、もし上記に当てはまる点があれば是非外資系企業に挑戦してみてくださいね。
今日も皆様の転職活動を応援しています!