外資系企業で経験した女性の嫌がらせ。
ドラマや雑誌で見ることが本当に自分のリアルな世界でも起きるとは思いませんでした。
社内で嫌がらせする女性について、噂を聞いた事がありますが、本当に自分もされると頭にくる!!
外資系企業の良い面でもあり悪い面でもあるドライな人間関係。
初めてそんな環境に救われた瞬間でもありました。
今、誰にも言えないけど社内で嫌がらせしてくる方いらっしゃいませんか?それがまさかのキャリアがある方。
自分より上の人に嫌がらせの仕返しなんてしたくもないし、これ以上問題を起こしたくもない。
そんな方に実際に体験して学んだ嫌いな人と上手く距離を置く方法をご紹介します。
職場のあら探しババアからの嫌がらせがひどかった
その女性は社内でも偉い立場の方でした。男性にも厳しいけど女性にはもっと厳しかった。
彼女の上司は社長レベルになるので、社内で彼女に何か指示できるのは社長クラスのみでした。
よく現場の女性社員から、厳しく怒られた、影で色々言われた、など現場から彼女の噂話はよく耳に入ってくるものでした。
そんな時、春の社内異動でたまたまその女性と同じオフィスになることになった私。
部署は違うので彼女の部下になるわけでもなく、たまたま机があるオフィスが同じ場所。その場所には様々な部署の方がいるのでざっと20名ほどはいる部屋。
そして新しい部屋に引っ越した私は一人ひとりに挨拶をし、ついにその人とも挨拶することに。
この人か・・・噂の怖い女性はと内心思っていました。
理不尽な言いがかりをつけるクソババア
ある日、外出先から帰ってきてそうそうに・・・
「ちょっと、いい?あなたちゃんと関連部署に連絡したの?事前に連絡とったの?今現場でこういう問題起きてるんだけど。あなたのせいで〇〇な事になったらどうすの?!」
と、こんな感じのお説教を10分くらい20名ほどいるオフィスの中、皆の前で永遠に叱られました。
その内容があまりにも理不尽すぎて、私は茫然としていました。
私には関係ないことだったのと、その責任を私に押し付けるような言い方だったのです。
人生初めて、偉い上司に対してクソババアと心で叫びました。
そしてその日はあまりにもの悔しさに泣きました。
わざわざ皆の前で、意味が分からない理不尽な言いがかりをつけられて・・・
それ以降、ちょくちょく彼女の餌食になる日が続きました。
初めて外資系企業の人間関係のドライさに救われた!
外資系企業の特徴として、基本的に皆ドライな傾向が強いです。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切っているのと、皆結果を出すのに精いっぱいで人間関係に悩んでいる様子が見えないのです。
外資系の良い面でもあり怖い面でもありますが、外資系は結果重視。
一人ひとり高額な給料を頂くため、使えないスタッフは切られる傾向にあります。自分のパフォーマンスに集中している方が非常に多い環境でもあります。
精神的に独立していて、誰かのグループに所属するというノリがないのがとても私にとっては良い環境でした。
見ていないようで、ちゃんと周りは見ている
初めて私が皆の前で女性上司から叱らせ、それ以降続く嫌がらせについて、周りの人ってちゃんと見ているものです。
もちろん、その場にいた人達もその時は黙ってスルーしているのですが、一歩オフィスを出ると・・・
「あの人マジで皆にあんな感じだよね!」「ひっどいねー、何も皆の前で怒らなくてもさ」と声をかけてくれるんですよね。
声をかけてくれるからと言って、一緒に悪口を言うわけでもなく、「気にしないで頑張ろうね!」と言う感じでさらっと流してくれる。
本当にありがたい。
仕事にイチイチ人間関係の悩みを入れこまない、あの人はそういう人なの!って皆が割り切っているのに救われました。
職場の嫌がらせをしてくる人への一番の反撃方法はその人のペースに飲み込まれないこと
職場の経験を通して学んだことは、嫌がらせをしてくる人は何かコンプレックスや過去の傷が癒えていない可能性があるということでした。
その嫌がらせしてくる女性が途中入社した当時を思い出したらこんな感じでした↓
- 私、〇〇大卒業なんですよ
- 私、大手〇〇会社にいたんですよ
聞いてもいないのに、世間一般的に凄いと言われている大学出身の事や大手企業にいたキャリアを話す人でした。
そして周りにバレバレなくらい、上司である社長達への媚び売りが上手だった。プレゼントしたり飲み会の企画を立てたり。
弱みを握られたくない、クビになりたくない、何かにおびえているのか、とっても自分を強く見せている感じがしました。
これは学生時代のいじめにも共通している部分かと思いますが、自分がされた嫌な事を他の環境で他人を通して自分がされた事をして優越感を得る。
つまり、いい大人なのに嫌がらせをしたり、社内で地位を守る人はその人自身が過去の何かに縛られている可能性があります。(あくまで可能性の話です。)
こういう人に嫌がらせをされたからと言って反撃しても無意味だと悟りました。
反撃した所で社内環境が変わるわけでもない、その人が変わらない限り嫌がらせは終わらない、反撃しても根本が改善されなければ何の意味もない!
なぜなら・・・根本の原因はその人自身なのだから。その人が自分の意志で変わらない限り変わらないのです。
自分はどう在りたいのか?嫌がらせした人が自然と離れた
結局その人を変えることはできないので、私は職場でどう在りたいのかを考えました。
感情で現実を見るのではなくて、事実だけで物事を見る。これは様々な社長が実践されていることで、感情が妄想を作り目の前の現実を変えてしまうというもの。
彼女が嫌がらせしてくることに対して素直な気持ちは↓
- 人を上から目線でしか見るような人になりたくない
- 人を育てる言い方をしたい
- あの人はクソババアだ、本音はあの人が大嫌いだ、好きにはなれない
- でも、あの人は仕事をしっかり取ってくる、さすが外資系で生きているだけあって数字を出すのは凄いと思う
- どんなクソババアであれ、仕事で結果を出しているのは凄い
このように、自分の感情を否定せずにどういう気持ちなのか認めてあげた上で、事実もあらいだす。そうすると自然にクソババアだと思っていた女性に対しても良い面も見えてくる。
私は、改めてこんなクソババアの人間性に飲み込まれたくない!と決めました。
どんな人であれ、良い所を認めてあげる私で在りたい。どんな人であれ助ける。
そう決めたら、問題の女性にガミガミ言われても冷静に受け答えできるようになったし、逆にどういう事でその人の仕事をサポートできるのだろうか?と提案もするようにしました。
媚びは売らないし、ニュートラルで、気持ちは大嫌いなままだけど。
結局私が弱った素振りも見せないし、協力できる所は協力するのでターゲットが私じゃなくなりました。うまくニュートラルな距離感を保てたのが良かったと思います。(結局次別なターゲットへ行ったのですが・・・彼女の性格は変わらない。)
職場で嫌がらせする女上司から距離を取った方法まとめ
媚を売らない、その人のいいなりにならない、堂々とし自分の仕事を全うする、そしてできる範囲で嫌がらせする人であっても協力できる所は協力し、感情を抜いて事実だけを見る!
そういう態度でいると、嫌がらせをしてくる人にとっても面白くない存在になるので自然に離れていくという経験をしました。
事実だけを見ると、嫌がらせする人であっても凄い所ってやはりいっぱいあるんですよ。(感情が高まってる時は見れないと思いますが。)
本当は皆と仲良く仕事がしたい、心の優しい人で在りたい、そういう人が嫌がらせする人のペースに巻き込まれたり反撃することはオススメしません。
その人は変えられないので、変えられるのは自分の在り方や行動のみです。
今日も皆様の転職活動を応援しています。