新卒で入った会社がどうしても自分に合わなくてすぐ転職を選択した方もいらっしゃると思います。
正直な所、学生の就職活動時にはわからない事は沢山ありますし、実際に社会人になってみて経験しないとイメージがつかめないのも事実です。
ある程度キャリアがついてから転職活動をする時は、転職エージェントも案件を紹介しやすいですし、自分自身も選ぶ選択肢がありますよね。
しかし、第二新卒というまだキャリアが浅い時に転職活動をすると簡単ではないです。
そこで、第二新卒として3年の間に2回転職をした女性に、転職活動秘話を赤裸々に教えて頂きました!
自分にはここの会社合わないな~、でも第二新卒の転職って厳しいと聞くしな~、と行動に移せない方もいらっしゃいますが、実際に行動して自らの体験を通して転職についての学びを教えていただきました。
第二新卒の転職をお考えたの方には是非参考にしていただきたいですね。
プロフィール
米国西海岸出身・日本人の父とアメリカ人の母を持つ・大学入学と同時に東京へ拠点を移す・東京在住
キャリア:1社目日系IT企業、2社目外資系PR会社
現職:米国金融機関マーケティング部門の広報担当
URL:https://m.facebook.com/mixedpeopleinjapan
第二新卒の転職は厳しかったり失敗すると聞きますが実際はどうですか?短い期間で転職を成功された秘訣は何でしょうか?
1回目の転職は社会人になってから約1年半の時点で、当時勤めていたIT業界自体から離れて業界・職種をまるごと変えたいと思い、完全に第二新卒としての転職活動でした。
まぁー、大変でした(笑)
そもそも、ただただ環境を変えたいというネガティブな理由の転職活動だったので、きっとそれが面接などで表れていたのだと思います。
そのため、最初リクルーターを通していたにも関わらず、1ヶ月は全部失敗して全滅しました。
活動の2ヶ月目に入り、気持ちを入れ替えて第二ラウンドに挑戦しましたが、それでも最終的には第一志望は最終面接でダメでした。そして、仕方なく2社目に入社しました(笑)。
この1回目の転職活動から学んだこと(かなり当たり前のことですが)3つほどあります:
- 準備せず当たって砕け精神で面接に絶対に行ってはいけないということ
- 受けている会社のことを大して知らずな状態で面接に臨まないこと
- 可能な限り受けている会社に勤めている人の生の声を聞けたら聞くべきだということ(大学や所属コミュニティの力をできるだけ借りてこういう人を見つけ出すと良いです)
秘訣は、決してありませんでしたし、今も特に浮かびません。
環境を変えたいという理由だけで動くと、やはり受ける会社の下調べをせずに面接に行ったり、体当たりな精神状態で行くと面接がうまくいかない感じですね。転職活動は長い方だと半年以上かかりますが、とても短い期間で転職先が決まったのは仕方なくでしたか(笑)しかし、不思議なものですね。仕方なくでも結構自分の肌に合う会社に出会えていますね。2回目の転職で学んだことはありますか?
2回目の転職活動ですが、友人の紹介でかつ今の会社以外の会社を受けていない一発勝負だったので、果たして「転職活動」と呼んでいいのか分かりません。
でも、元々転職するつもりがなかったからか、余裕を持って挑めたんだと思います。
2社目は仕方なく入ったものの、結果的にすごく肌に合う環境でそれなりに満足していたので、「今の環境はとても好きですが」と、心から正直に面接で言うことができました。
2回目の転職活動を通じて、良かったと感じるおすすめしたい点が1つあります:
- 「今の環境にはそれなりに満足しているが、〇〇の理由で貴社のほうが自分に合った、成長できる環境だと思います」という、「今が嫌というわけではない」余裕と、「それでも貴社に貢献したい」という今の環境を超えた付加価値を強調して話すということ」ですね。
なるほど、参考になりました。
余裕ある状態で面接に臨むと良い結果になると聞きます。準備万端で、なんでも聞いて!というスタイルで面接に臨む方は余裕あると思いますが、「転職するつもりがない」というのもある意味良い結果につながったのではと感じました。
第二新卒2回の転職を通し日系と外資企業を経験してみて、働き方の違いなどはありますか?
そうですね、唯一感じる大きな違いは基本的なスタンスのお話ですが、上が下のことを「教育する対象」として思っているか、「対等に接する対象」として思っているかどうかですね。
もちろん、新卒で入社したのが日系企業だったので外資系の新卒の扱いは直接経験していませんが、周りの経験している人を見たり話を聞いたりしていると、上が「教育をしよう」と思って接することは全体的に少ないみたいですし、わたし自身も外資系にいて周りからそういう気配を感じたことがほぼありません。
逆に、そう思って下と接している人は外資系では浮きますし、パワハラチックと思われると言っても過言ではありません。逆に制度や福利厚生等に関しては会社によりけりなので、日系・外資系はそこまで関係ないと感じます。
外資系企業だと教育する感覚がないですね。
個人の能力に依存したりするので、実力社会とも言われますね。
もちろん日系・外資系と大きくわけず、会社によりけりだと思いますが、まだ社会の右左がわからないのであれば日系企業でトレーニング制度がある所も転職活動の条件に入れるポイントですね。
第二新卒で転職活動を目指している方へ一言お願いします
絶対そうしないといけない、なんてルールはありませんが、できれば20代で一度転職を経験することを個人的におすすめします。自分の強みを100%理解していてそれが活かせるぴったりな環境を選択できる新卒は、1%にも達さないと思うので、残りの99%の人は自分の強みを理解するためにも転職を経験してみるといいと思います。第二新卒の転職活動は厳しいと言われる事もありますが、その厳しい経験をしたからこそ、自分を理解するきっかけにもなりますし、今後どういう働き方をしたいのか、しっかり考える事ができると思います。
まとめ
今回は20代前半で転職を2回経験した体験をシェアしていただきました。
決してネガティブな理由から転職活動を始めても、うまくいかないという事はありませんね。どうしても辞めたい時だってあります。
大事な事は転職活動を通して「自分を知る」というのは、今その経験が活かされていなくても将来的に自分が仕事を選択する時、大いに役立ちます。
本日も皆様のお仕事を応援しています。