上海で働く日本人女性に聞く!現地採用経験で得た仕事で大切なこと

上海で働く日本人女性に聞く!現地採用経験で得た仕事で大切なこと

海外、しかも上海で働いてみたい!

海外で働くために下調べしていたら良い面も悪い面も見えてきた。上海で実際に働くとはどういうイメージだろうか。

上海で現地採用枠で2社で働いた経験を持つ須藤さんに今回は協力いただき、上海に興味ある方へ上海で働く現状を教えて頂きました。

  • 中国語もわからない、勢いで上海に行き仕事を見つけた方法とは?
  • 現地採用の給料面は?
  • 上海で働いても社会人基礎は身に着くのか?

様々な疑問に沢山お答えいただきました!上海で働いてみたい方必読です!

プロフィール

上海現地採用で働くSutoAya

名前:須藤文(すとうあや)

経歴:日本の大学を卒業後、都内で輸入雑貨店に就職。その後、上海へ渡り、現地採用で、国営ホテルと日系の広告代理店での仕事を経験。5年間の上海生活ののち 、一旦日本に帰国。

帰国後は、地元の地域活性化の仕事に携わる。

2015年、再び海外での就職先を探していた矢先、マレーシアでの現地法人設立の話が舞い込んできて、クアラルンプールへ。ツテもコネもない状態で、会社設立手続きや就労ビザ・ライセンス取得、営業・新規顧客開拓まで、現地責任者として会社の立ち上げに携わる。現在は、2017年に愛娘が生まれ、マレーシアにて育児に奮闘中。そろそろ、仕事復帰全開モードに。

マレーシア4年目、海外生活通算で9年。

上海で働くきっかけを教えてください

上海で働く女性インタビュー

中学生の頃より海外への興味があり、インターナショナルスクールや海外留学が気になっていたものの、恥かしがり屋で自分に自信がなく、結局大学卒業まで日本語教育を受けました。

大学を卒業したら、海外へ行こう!と意気込むも、社会人としての基礎は日本で身につけたほうが良いとアドバイスを受け、結局東京で就職しました。

東京で就職したものの、やはり海外への憧れが捨てきれず悶々としていた頃、友人が留学していた中国の上海へ旅行で訪れます。

旅行に行った2005年頃は、3年後に北京オリンピック、5年後に上海万博を控え、国が猛スピードで発展しているところでした。

日本の昔の田舎を想像していた私は、留学中の友人の生活環境を目の当たりにし衝撃を受けました。

彼女の住んでいたアパートは、当時私が東京で住んでいたアパートの3倍の広さなのに、家賃は半分ほど。タクシーは、初乗り約160円、外食しても数百円の世界。デリバリー文化は当たり前で、家にはメイドさんまで!昔アメリカのテレビドラマで見ていたような夢の生活だと思い、その時に上海に住みたいと思いました。

「上海に来たら、どうにか仕事見つかるよ!」という友人の言葉に、根拠ないのに絶対大丈夫という確信をもち、半年後に仕事を辞めて、観光ビザで中国に入国、上海生活をスタートさせました 。

須藤さん物凄い行動力ですね!

観光ビザで入国し無事仕事が見つかった!でもそれは根拠のない絶対大丈夫という確信から。

様々な方へ取材していると、海外で働く方に多い気がします。行ってみれば何とかなると思い行ってみたら本当に何とかなったケース。

実際に上海で働いてみて良かった悪かった所があれば教えてください。

上海で働く日系企業

最初の仕事は運良く友人を通して紹介された国営ホテルで働かせてもらうことができました。当時そのホテルは、日本人出張者の定宿だったため、日本人のゲストリレーションを必要としていました。

英語は海外旅行レベル、中国語は全くできなかったのに、日本人というだけで、雇ってもらえるラッキーな時代でした。

自分の夢だった海外生活は、全てが新鮮で珍しくて、毎日がとても楽しく充実していました。ホテルで働いてよかったことは、現地の人と一緒に働けたこと、ある程度給与待遇よく、残業がなかったこと。

大変だったのは、同僚がほぼ上海人だったため、北京語の勉強に全くならなかったこと。会話に入れない、意思疎通がうまくとれない、理不尽で悔しい思いをしたり、泣くことも多かった時期でもあります。

上海で働く女性インタビュー広告代理店

二つ目の日系広告代理店では、マーケティング部に所属となり、上司・同僚とも全て中国人でした。ここでは、中国全土から社員が集まっていたため、語学を始め、中国人の気質や文化などを勉強することができました。

大変だったことは、急成長をして多くの社員を抱える会社だったので、仕事のマニュアルなどがなかったこと(今としてはそのことがとても役に立ってますが)。良く言えば自由、しかし前職までサービス業界にいたため、オフィスワークは初めてで、電話の受け答え、メールの書き方、資料の作り方など、苦労しました。

日常生活において、良かったことは、世界中から様々な人種が集まってきているので、世界中に友達ができること。その頃、私はアメリカ人やイギリス人の友人が多くできたので、実は中国語より、英語力が伸びました。

日常生活において大変だったことは、並ぶという習慣がなかったので、レストランや公衆トイレ、電車の切符を買うにも、タクシー待ちするのも、前に前に出て行って、主張をしなければ、いつまでたっても自分の順番が回ってこなかったこと。買い物では、商品に値札がついていないため、外国人だとわかると値段が跳ね上がり、イライラすることも多かったです。

上海の現地採用生活はどうですか?給料面や語学についても教えてください。

上海現地採用広告代理店時代

私が二つ目に働いた日系の広告代理店は、上海にある日系の人材会社を通して紹介してもらいました。上海に限ったことではありませんが、働きたい国や都市が決まっているなら、そこの日系の人材会社に登録すると良いと思います。日本で探すより、現地日系企業の求人募集が多く見つかります。

給与面は現地採用枠なので、最初はギリギリ生活できるか、ちょっと貯金できるくらいです。住まいは、友人とアパートをシェアしたり、一人暮らしをした時期もあります。(広い家に住みたいならシェアが◎)。

食事はほとんど外食か出前で自炊はあまりしていませんでした。今は給与がその当時からあまり上がってないにも関わらず、上海の物価が上がってしまったので、以前とは状況が少し違うかもしれません。

語学については、仕事を選ばなければ中国語が話せなくても仕事は見つかると思います。上海は日本語を話せるローカル人材が多いので、私が住んでいた当時から中国語を使わずに、生活している日本人は多かったです。

しかし、中国語が話せたほうが有利なのは言うまでもありません。最初は話せなくても、現地で語学学校に通ったり、中国人と友達になって会話の練習相手になってもらったり、今後のキャリアのために語学力も少しずつ勉強すると良いと思います。

なるほど。

現地採用枠での給料はギリギリなのですね。それでも多言語を習得できたり、日本では経験できない働き方など給料以上のものを取得できるのだなと感じました。

20代新卒や第二新卒が上海で社会人基礎やオフィスワークなどは学べるものですか?

外資系事務の基本

私の知る限り、残念ながら大手でない限り、海外にある日系企業で基礎を教えてくれる余裕のある会社は少ないと思います。

しかし、「自分で調べて学ぶ意欲を持つこと」はとても大事だと思います。 最初からわかりません、教えてくださいでは困りますが、自分でわからないことを調べて、習得していく姿勢は 、採用段階で語学や知識が不足していても、採用になるケースも出てきます。

かくいう私も、前述の通り電話対応やメールの書き方、PCソフトの使い方は海外で仕事をしながら身につけました。会社から教えてもらったことはありません。最初は時間が掛かりますし、失敗して電話口で怒鳴られたこともあります。若いうちに失敗はどんどんする方がいいと思います。

海外で働く経験をした方は日本の外資系企業で働けそうですね。

日系企業は社内トレーニングがしっかりしている所が多いですが、日本にある外資系企業は個人の能力に依存するため、トレーニングはなく自ら学び行動できる方(つまり優秀な方)を採用するケースがほとんどです。

若くして海外でこのような働き方を身につければ日本に帰国しても外資系企業でやっていけそうだなと取材を通して感じました。

これから上海で働きたい方へメッセージをお願いします!

私が上海にいた頃と比べると、今は中国での雇用ビザの取得が厳しくなったようですが、もし、今上海で働きたい!と思われていたら、 まずは上海にある日系の人材会社に登録してみてはいかがですか?

もしくは、その土地に実際行ってみる、海外で働いている人に実際に話を聞いてみる、なんでもいいのです。勇気を出して、一歩を踏み出すことによって、だんだんイメージがつかめて、思い描いている道に近づくと思います。

思った時が海外に飛び出すチャンスです。皆さんの海外生活を応援しています。頑張ってください!

上海現地採用で働くまとめ

須藤さん、今回はインタビューの協力ありがとうございました!

上海に仕事のコネもないまま、行ってみたら何とかなってしまった!その後もご縁があり上海で転職まで!そこで培われた社会人の基礎やオフィスワークの基礎が今につながり、現在はマレーシアでご活躍中。

私には経験もないし、コネもないし、語学力もないし、海外で働くなんて無理・・・

言い訳しないで飛び込んでみたら、意外にもどんどん道が開けて今では海外生活9年目を迎える須藤さん。

あ、こういう女性がいるんだ!と思えば勇気がでませんか?

上海はどんどん近代化が進み日系企業も進出しています。少しでも気になった時がアナタのタイミング!

今日も皆様のお仕事を応援しています。

取材協力
須藤文(すとうあや)
SutoAyaオフィシャルブログ:http://sutoaya.com
現在マレーシアにて法人設立や生活サポートなどマレーシアに関する様々な業務を対応中、問い合わせはSutoAyaオフィシャルブログから。

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